四国八十八ヶ所参りの第11番札所 藤井寺に行ってきました。
八十八ヶ所の中で「じ」ではなく「てら」と呼ばれるのは、藤井寺だけです。
2月11日(水)

建国記念日
山門をくぐると

藤棚がありました。弘法大師がお手植えしたと伝えられている藤の古木です。

今は枯れ木に見えますが、4月~5月上旬にかけ、五色の藤が咲きほこるそうです~♪
道標を見て、
「遍路ころがし」藤井寺から焼山寺を懐かしく思い出しながら

境内に入り

本堂と

大師堂でお参りしました。

本堂の天井を見上げると、天井一面に龍が・・・

雲龍の天井画です。地元出身画家の作で30畳ほどの巨龍が見事でした(*^^*)
本尊は、秘仏で通常は公開されていませんが、榧(かや)の一木造り、素地、像高89.7cm
「薬師如来坐像」として親しまれていますが・・・
平安時代末期(1148年) 仏師経尋(きょうじん)の作で
元来「釈迦如来像」として造立されたことがわかっており
「木造釈迦如来坐像」として国の重要文化財に指定されています。
釈迦如来坐像なのに、薬師如来坐像~(・・?))
ちょっと不思議ですが
弘仁6年(815年) 、この地で修行された弘法大師が、薬師如来像を彫造したそうですから
長い歴史の中で、兵火などにより失ってしまったため
経尋が彫造した釈迦如来坐像が、本尊の薬師如来坐像と呼ばれるようになったのかな??
などと勝手に想像しています(^^)
ちなみに・・・
薬師如来は、東方浄瑠璃世界(薬師如来のいる世界)の教主で
修行者の時に、一二の願を起こして成仏したとされ、衆生の病気を治し、安楽を得させる仏
釈迦如来は、お釈迦様の呼び名の一つです。
お釈迦様は、本名をゴーダマシッダールタといい、釈迦は所属していた部族の名前です。
「釈迦族の聖者」という意味の「釈迦牟尼(しゃかむに)」が略されて釈迦になったようです。
また
如来とは「悟りを開いた人物」を指す言葉
つまり、釈迦如来とは、お釈迦様が悟りを開いた後の状態を指す呼び名・・・だそうです。
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